新韓銀行は、今月7日に創立43周年を迎えた。これを記念し、新韓金融グループ(晋玉童会長)と新韓銀行(丁相赫頭取)は多彩なプログラムを展開している。
スローガンは「共に走り続けた43年、そして共に走る同行RUN」。顧客・株主・社会とともに走ることで、1982年7月7日、在日同胞が設立した「大衆のための銀行」の精神を再確認する。キャンペーンの中心は「2025 新韓カルチャーウィーク」だ。12日まで行われるこのキャンペーンは、顧客との交流を目的としている。
目玉プログラムの一つが、新韓金融グループが打ち出した「ヘルプアップ&バリューアップ・プロジェクト」だ。年利10%以上の家計向け貸出を受けている顧客には金利を10%未満に引き下げ、新規の貸出顧客には条件なしで金利を1%引き下げる。対象となる顧客は約4万2000人、対象貸出総額は6500億ウォンに達する。
同銀行が主催する「新韓同行RUN」も注目だ。顧客と社員あわせて2500人が、創立43周年を象徴する4・3キロ、もしくは創立日(7月7日)にちなんだ7・7キロを共に走る。参加費と銀行側の拠出金の計1億ウォンは、独立有功者の子孫の治療費や低所得家庭の児童支援などに当てられる。
最も話題を呼んだのは、新韓銀行創立記念商品「1982伝説の定期積金」。最高年利7・7%をうたい、発売からわずか4日で10万口が完売。7日からさらに10万口を追加販売した。月額30万ウォンまで積立可能な1年満期の商品で、高金利に加え実用性も備えている。
新韓銀行関係者は「これまでの43年を振り返るとともに、今後の10年、100年を見据えて、これを新たな約束の時間にしていきたい」と語った。
(ソウル=李民晧)
新韓銀行が発売した「7・7% 伝説の定期積金」のポスター