民間研究機関「韓半島未来人口研究院」の報告書『2025人口報告書:韓国人口の大転換がやってくる』によると、韓国は今のような少子化が続けば、22世紀初頭には「人口絶滅危機国家」に転落する可能性がある。
最悪のシナリオでは、現在の人口5168万人のうち85%が消失すると推定。報告書に用いられた「コホート要因法」は、国連など国際機関も採用する手法で、出生・死亡・移住などの人口変動要因を基に長期推計を行うものだ。
同研究院が提示した最も楽観的な予測は1573万人、中間予測は1115万人、最悪の場合は753万人と試算されている。深刻なのが、高齢者人口の急増。報告書は2100年には生産年齢人口100人あたり、140人の高齢者を支える「逆ピラミッド型社会」が到来すると予測した。(ソウル=李民晧)