済州島で最も高いビル「済州ドリームタワー」を運営するロッテ観光開発の株価が、ここ３カ月で倍以上に急騰している。済州島を訪れる外国人観光客の増加に伴い、カジノとホテルの業績が大きく改善されたのが理由だ。

 ５月に済州を訪れた外国人は約２１万５０００人で、今年１月（１２万１０００人）と比べて７８％増。これは新型コロナ以前の水準を上回り、中国による限韓令（韓流制限令）が始まった２０１７年当時の水準まで回復したことを意味する。これを受けて証券業界では、ロッテ観光開発の目標株価を相次いで引き上げている。２３日時点の株価は１万６６００ウォン（３月２０日は７７１０ウォン）に達している。

  済州ドリームタワーは、５月に月間ベースで過去最高の売上げを記録。売上げは５５９億ウォンで、前年同月比３６・３％増（４１０億ウォン）を達成し、開業以来の最高実績となった。
（ソウル＝李民晧）

済州ドリームタワー