新韓金融持株会社の第1四半期純利益は1兆4883億ウォンとなり、前年同期(1兆3215億ウォン)と比べ12・6%増加した。直前の第4四半期(4061億ウォン)と比較すると、266・4%増加した。
四半期ベースでは2022年第3四半期(1兆5946億ウォン)には及ばなかったものの、第1四半期としては過去最高の実績となった。
新韓金融は好調要因として、利息収入の増加、安定した費用管理、前年同期にあった引当金問題の解消を挙げている。さらに、企業向け融資を中心とした資産の伸びも営業利益の安定に寄与したものと分析している。
グループの子会社別では、新韓銀行が1兆1281億ウォンの純利益を計上し、前年同期比21・5%増となった。一方、新韓カードは1357億ウォンの純利益で、前年同期比26・7%減少した。ノンバンク系子会社を利益順に挙げると、新韓ライフ(生命保険)、カード、証券という結果になった。
新韓金融は、25日の取締役会で第1四半期の1株当たりの配当金を570ウォンとすることを決議したことに加え、6500億ウォン規模の自社株買いも引き続き実施する方針を再確認した。
(ソウル=李民晧)