韓日コメスワップも?

不足の日本、過剰な韓国
日付: 2025年04月22日 11時17分

 最近、日本国内ではコメの価格高騰が続き、なかなか値下がりの兆しが見えない。その影響で、日本の半額程度でコメが買える韓国に目を向ける動きが出てきた。日本のテレビ番組では、韓国の大型スーパーでコメを購入する日本人の姿が紹介され、SNSにも、韓国旅行中にコメを買って帰ったという投稿が相次いだ。
「まさか海外でコメを買う日が来るとは思わなかった」
「妻が韓国でコシヒカリ20キロを買ってきた」
といった声が聞かれる。
実際、韓国では5キログラムのコメが1500~2300円程度で購入できるのに対し、日本では平均4214円(農林水産省調べ、3月31日~4月6日)と、その価格差は歴然だ。日本政府は備蓄米の放出に踏み切ったものの、価格の安定には至っていない。
一方、韓国では、日本由来のコシヒカリやアキバレなどの品種も簡単に手に入り、品質も差が感じられない。しかし、日本への持ち込みには空港での検疫が必要で、重量の負担も大きい。
現在、韓国ではむしろコメの過剰供給が問題となっており、政府備蓄米の在庫は140万トン、管理予算は年間4500億ウォンを超える。日本がコメ不足に苦しむ今こそ韓国の備蓄米を輸出すべきなのではないか。あるいは、韓日間通貨スワップのように「コメスワップ」を検討するのも一案だろう。

(ソウル=李民晧)


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