都内で尹大統領弾劾反対デモ

韓日の保守・自由右派が連帯
日付: 2025年03月04日 11時10分

 1919年の三一独立運動から106回目の記念日を迎えた今年―。韓国では1月15日以降、尹錫悦大統領を違法に逮捕・拘束した状態が続いている。1日、在日同胞団体と日本の愛国右派市民団体が連帯、都内に約250人が集結。特別集会とデモ行進を行い、尹大統領の早期の復帰を訴えた。

三一節に大同団結

 都内の会場で1日、大韓民国自由民主主義を守る在日協議会(韓自協、韓在銀代表)・自由と人権を守る日米韓協議会(江利川安栄会長)・自由大韓民国を愛する人々の会(趙元吁会長)・北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会(守る会、佐伯浩明代表理事)が「第8回3・1アジアの自由を守る大行進」として特別集会(第1部)とデモ行進(第2部)を共催、約250人が参加した。

■日比谷で特別集会開催

第1部は、日比谷図書文化館・日比谷コンベンションホール(大ホール)で行った。まず、韓日米3カ国の国歌斉唱を行い、主催者あいさつを各団体の代表者が述べた。

■主催者あいさつで訴え

はじめに、韓自協から姜昌萬・本紙発行人があいさつを行った。続いて、自由と人権を守る日米韓協議会から小林直太副会長が登壇し、江利川会長のメッセージを伝えた。また、守る会から佐伯代表理事があいさつを述べた。

1日、デモ行進のゴールとなった都内の常盤橋公園で、参加した在日同胞と日本の愛国右派が団結、万歳を行った。最後尾の横長6メートルの横断幕には、「韓国の自由右派の勝利は日本の安全と未来を保障する」と大書してある。韓国メディアも取材に訪れた

 

 佐伯代表理事は、尹大統領が2022年5月の就任演説の中で、何度も自由と人権について述べていたことに言及。昨年、韓日関係が改善し、この基調が維持されていくものと思った矢先、多数派野党「共に民主党」(李在明代表)が尹大統領の手足をしばるような予算編成などを行ったことに対して〝抵抗の〟戒厳令であったことを振り返った。また、佐伯代表理事は、「韓国の自由民主主義体制を守るために、一致団結して立ち上がらなければならない。文政権を倒した尹政権を守るという理念のもと、私たちが団結する必要がある」と強調した。

■共産全体主義との戦い

次に、来賓からの激励辞を各界の代表が述べた。大杉実生・保守合同連絡協議会代表は、「尹大統領の弾劾裁判を他人事のように捉える人が多いが、これは日本の問題でもある。もし韓国が日米との協力関係から外れ、中朝露の側に与することになれば、38度線から玄海灘へと安保のラインが下ることになり、日本が最前線に立たされることになる。韓国を中国の傀儡にしないため、誰かにこういう活動を任せてはいけないという思いで、今日はやってきた」と話した。
また、佐藤和夫・英霊の名誉を守り顕彰する会会長は、保守層の団結の重要性を強調、4月29日に行うデモと集会について広報した。
評論家の三浦小太郎さんは、国際政治学者のペマ・ギャルポさんの次のメッセージを伝えた。「韓国は自由民主主義の最前線として、これまで北・中国共産党と対峙し続けてきた栄光ある国、その韓国が自由民主主義側にとどまってくれることが、アジアの平和にとって何より重要である」としている。
続いて、三浦さん自身の思いを述べた。「日韓条約から60年にあたる今年、日本と韓国が条約で国際的に約束したことは次の二つ。(1)朝鮮半島の合法的な政権は自由民主主義の韓国しかないこと(2)日本と韓国は歴史問題・領土問題などでいろいろな対立があるかもしれない。しかし、政治理念において自由民主主義と反共・反全体主義で連帯していくこと―この二つが国際公約である。したがって、北という共産全体主義体制とは、日本であれ韓国であれ、原則的には友和や国交回復といったことはありえない。それを果たした場合には、国際法的な間違いを犯すことになる」と主張した。また、「いま韓国と北が休戦状態にある中で、敵国のスパイに自由を与えるという訳にはいかない。〝自由の敵に、自由を許すな!〟これができれば、世界を変えられる」と述べた。
次に、村田春樹・今さら聞けない皇室研究会顧問が登壇して、激励辞を締めくくった。
村田顧問は、在日学徒義勇軍に徴兵された641人の若者について語った。1950年の6・25戦争で〝生存率21%〟の戦地に赴いたことに触れ、「わずか2年前に建国したばかりの祖国のため、彼らは〝今度は俺たちの番だ〟と覚悟を決めていた。赤化統一に向かいつつあるという点で、今日の弾劾騒動は第二の6・25戦争へと向かっているようなものだ。釜山に赤旗が立つ目前であり、それが立ってしまったら日本はどうするのか」と提言した。

■韓日保守・自由右派連帯

続いて、洪熒・本紙論説主幹が「大韓民国『国民革命の日』~不義が法になれば抵抗は義務」と題した特別講演を行い、第1部を締めくくった。
第2部のデモには、都内で開かれた三一節(中央)記念式を終えた在日本大韓民国民団の関係者が合流、韓代表が韓自協の声明文を読み上げた。一行は、霞門を出発して1時間ほどかけシュプレヒコールをあげながら、終着地の常盤橋公園まで練り歩いた。
在日同胞だけでなく、日本の自由保守側に立つ人々が尹大統領弾劾に反対して志同じく立ち上がったことの意義は、極めて大きい。

白昼に行われたデモ行進は通行人の視線を集め、戒厳令宣布以降の〝韓国政局の今〟を周知する役割を果たした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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