自由民主主義を守る戦いへ

「大韓民国の国是具現を期す」
日付: 2025年02月25日 08時19分

 第79回定期中央委員会の顧問あいさつの場で、呉公太常任顧問は、「今もし大統領選挙が行われたら、我々は何人が投票するだろうか。私が中央団長を務めていた時代、5万人の在外投票者を獲得したが、今は1万人ほどしかいない。民団の歴史は戦いの歴史であった。我々は何を社会に訴える団体だったか」とし、これまでの民団の活動の歴史、朝総連との比較、今日的な韓国籍・朝鮮籍所持者数の推移などに触れ、団員一人ひとりの行動の重要性、若年層を覚醒させる重要性を訴えた。
また、韓在銀常任顧問は、「どうしても皆さんに話したいことがある」と挙手。任泰洙議長と会場の許可を得て3分間話した。「尹大統領が命がけで発した戒厳令は、左派勢力から国を守るために行ったものだ。韓国では今、自由民主主義と全体共産主義のし烈な闘いが繰り広げられている。我々民団の綱領の第1条に〝大韓民国の国是具現を期す〟とあるのは、他でもなく自由民主主義を守るということだ。それが出来なくては許宗萬・朝総連の傘下団体になってしまう。自由民主主義のために戦うのが民団だ」とし、日比谷公園霞門から13時に出発する3月1日のデモへの参加呼びかけを行った。
会場の中でも、金淳次・東京韓国商工会議所会長などが質疑を通じて顧問らに呼応する姿勢を見せた。「金春植監察委員長が尹大統領への思いを語ったものと、資料集に『不偏不党の基本綱領を堅持』『法治国家として法に則り粛々と事態が収拾されることを確信』などとある表現が食い違っている。民団として立場を表明していかなくてはいけないのではないか」と鋭く指摘した。

(写真右)韓在銀常任顧問は、民団が自由民主主義・韓国を守る重要性を団員らに訴えた


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