トランプ大統領とDOGE(政府効率部)首長のイーロン・マスクは、USAID(米国際開発処)とNED(全米民主主義基金)を大統領命令で解体した。トランプ大統領は、国家内の国家と言われ、グローバルディープステートの犯罪巣窟と批判された、多くの国々で「色の革命」を仕掛けたCIA傘下組織のUSAID解体で分かるように、連邦政府機関から左翼を粛清する理念闘争を始めた。
トランプ大統領と支持者たちが始めた革命は、米国を破壊するあらゆる米国機関、つまりメディア、大学、ロースクール、民主党、フェミニスト、DEI契約者、ウォール街、すべての政府機関や連邦官僚組織の中に、根を下ろしている文化マルクス主義者たちとの死活をかけた戦いだ。
トランプ大統領とマスクは、米国を回復させるにとどまらず、内外のグローバル化構造を体系的に解体している。マスクの次の標的は、政府補助金を担当する米国財務省になるという噂もある。イーロン・マスクは、RFE(ラジオ・フリー・ヨーロッパ)とVOA(ボイス・オブ・アメリカ)も閉鎖を促した。
マルコ・ルビオ米国務長官が「単極体制」の終りを公式化した。米国はもはや世界警察の役割を果たさないという宣言だ。米国はほぼすべての国連傘下の国際機関から脱退する。ルビオが就任直後に選んだ海外訪問国は中央アメリカだった。100年ぶりだ。彼は欧州を無視、米州問題に集中する。
トランプ大統領はカナダ、グリーンランド、パナマを確保し、輸送と貿易物流を支配、米国を強力な貿易帝国にしようとする。欧州に対する米国の直接統制に代わり、欧州に米国が信頼できる政権を立てようとする。無害で自立できる新しいヨーロッパを望む。
トランプ大統領が米国とともに多極秩序の中心と考える中国、ロシアとは慎重に接近している。韓半島に大きな変化が来る。
トランプ大統領と石破茂総理は首脳会談後の共同記者会見で、米国と日本は北韓・金正恩と関係を構築すると話し、北韓との対話再開方針を公式化した。トランプ大統領は2018年シンガポールで、19年はハノイと板門店で金正恩と会った。
日・米は北韓の完全な非核化のためともに努力すると誓ったが修辞だ。米国が「6・25戦争終戦宣言」を追求するのは明らかだ。「韓・日・米連帯」の追求目標が何か、韓半島分断構造の解体を視野に置いて考える時だ。