現代自 過去最大の国内投資

昨年比19%増の24兆ウォン
日付: 2025年01月21日 11時58分

 韓国自動車最大手の現代自動車グループは9日、過去最大となる24兆3000億ウォン(約2兆6250億円)を国内に投資すると発表した。昨年の投資額20兆4000億ウォンを3兆9000億ウォン(19・1%)上回る。
米国でのトランプ新政権発足後の不確実性と内需低迷といった、国内外の情勢の変化に対応するため、大規模投資を決めた。
内訳は研究開発(R&D)が11兆5000億ウォン(約1兆2420億円)、経常投資が12兆ウォン(約1兆2960億円)、戦略投資が8000億ウォン(約870億円)となっている。
研究開発分野では、製品競争力の向上、電動化、ソフトで機能やサービスを更新する「ソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV)」、水素製品や基幹技術の開発など、未来競争力確保のために投資する。
ハイブリッドモデルや次世代ハイブリッドシステム、レンジエクステンダーEV(EREV)などを開発し、電気自動車(EV)需要の変化に柔軟に対応していく。
さらに、EVの新モデル開発による電動化シフトを加速させる。経常投資はEVシフトや新車に対応した生産施設の拡充、製造技術の革新、ユーザー向けの体験拠点など、インフラの補完に集中する。
戦略投資は自動運転、ソフトウエア、人工知能(AI)など、未来事業の競争力向上のために使われる。


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