第13回高円宮記念日韓交流基金顕彰式典

友好親善に貢献の3事業を表彰
日付: 2024年12月27日 09時28分

 一般財団法人高円宮記念日韓交流基金は昨年12月18日、第13回「高円宮記念日韓交流基金顕彰式典」を開催した。
都内の駐日韓国文化院に関係者約100人が集まった。
同基金は、自治体などからの推薦を受けた団体・個人を選考し、「高円宮賞」を毎年贈呈している。韓国と日本の草の根交流を促進するため2008年12月に設立された財団法人で、設立の翌年から行っている顕彰式典では自治体などからの推薦を受けた団体・個人を選考し、「高円宮賞」を毎年贈呈している。
当日はセレモニーとして石野ゆう子さんの歌唱(白磁の歌)が行われ、次いで高円宮記念日韓交流基金・柳井俊二理事長の開会の辞、名誉総裁高円宮妃久子殿下、羅鍾一元駐日本国大韓民国大使のあいさつ、孔炯植韓国文化院長、河村建夫日韓親善協会中央会長の祝辞、高円宮記念日韓交流基金須々木智行事務局長からの顕彰事業報告、受賞した3事業への高円宮賞・表彰状などの授与が行われた。
名誉総裁を務める高円宮妃久子殿下は「宮さまが亡くなられて20年以上がたちますが、国民一人一人が仲良くなれば国と国も仲良くなり、ともに新しい未来を切り開くことができるという信念をもち、私たちに希望の種を与えてくれたと思います。日本と韓国は古来、密接な関係にあり、国名が誕生するはるか以前より人や文化の交流がありました。両国が手を取り合って築いてきた輝かしい歴史があるということは紛れもない事実です。どのような困難な状況にあっても、お互い手を取り合ってこの希望の種を育てることが大切だと感じます。真の国際交流とは国や組織単位ではなく、それらを構成する人々が行っていくものだと思います。日韓関係は難しい状況に向かう可能性もありますが、国と国との立場がどういうものであっても個人個人が信頼の絆に結ばれることがもっとも重要です。民間交流が大きな渦となって周りを巻き込み美しい友情の輪として開花することを信じています」と述べられた。
受賞者は以下の通り。
埼玉県日高市の「日高市スポーツ少年団」(サッカー交流事業)、金沢市の「聖霊愛児園」(児童養護施設)、李皎皎さん(韓日青少年交流事業)。


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