日韓友好横浜市会議員連盟は11月29日、横浜市会議事堂で、駐横浜韓国総領事館の金玉彩総領事の講演会「韓日『古代交流史』の理解と真の歴史和解~百済武寧王の生涯から~」を開いた。市会議員や市職員など約70人が、古代の韓日両国の親密な交流の歴史に思いを馳せた。
金総領事は駐日本大使館・総領事館などに勤務し、慰安婦や徴用工問題など、外交交渉の現場を間近にしてきた経験から、「近現代史にとらわれていては両国は妥協できない。古代の交流に着目すれば和解の道が開けるのではないか」と思い至った。
講演では「日本書紀によると、桓武天皇の生母は百済の武寧王の子孫だったとされている」と韓半島と日本との縁について触れ、韓国と日本に関連した史跡などを訪ねたエピソードを披露。古代の韓日の親密な交流の事例を紹介し、「築き上げた連帯感を再発見し、相互理解を深めることで、韓日新時代に向けて真の和解と友好を再構築したい」と締めくくった。
横浜の市会議員や市職員ら多くが参加