飲食チェーンを展開するトリドールホールディングスは19日、韓国ロッテグループ傘下のロッテ・グローバル・レストラン・サービス(ロッテGRS)と、韓国国内で独占的に展開できるマスターフランチャイズ契約を締結。うどん店「丸亀製麺」を韓国に再出店する。2025年中にソウル市内に1号店をオープンさせる。3年以内に空港、モール、路面店などさまざまな店舗を展開し、50店以上の出店を目指す。
トリドールHDは12~21年まで韓国で店舗展開していたが、新型コロナウイルスの影響で営業制限が続き全店閉店した。しかし韓国市場は経済成長とともに外食産業が拡大しており、日本食の人気も高まっているため、日本の日常食であるうどんを受け入れやすい土壌が整っているとみて、再進出を決めた。
ロッテGRSはロッテリア、クリスピークリームドーナツなど、さまざまな外食ブランドを展開する韓国を代表する総合外食企業。トリドールHDとの提携を機に、同社が展開するさまざまなブランドの韓国市場への導入を進めていく。
ロッテ・グローバル・レストラン・サービスのチャ・ウチョル社長(左)とトリドールホールディングスの栗田貴也社長兼最高経営責任者(CEO)