12月8・9日の2日間にわたり、歌手のチェウニさん(本名:鄭在恩)が母親であり同じく歌手の李美子さんと初共演となるディナーショーを、ヒルトン東京(新宿)で開催する。
1964年生まれのチェウニさんは、8歳にして韓国で歌手デビュー。10代の頃から数々の音楽賞を受賞するなど活躍を重ねた。ソウル芸術大学で音楽を学び、その才能に磨きをかけた。しかし、韓国で歌手活動をしていると、常に母親の李美子さんと比較され周囲の期待とのプレッシャーと隣り合わせの日々であった。
98年、自身の可能性を広げたい一心から、単身で来日。翌年に「トーキョー・トワイライト」を発表し知名度を上げる。
2000年には同曲で「第42回日本レコード大賞」新人賞ほかを受賞した。
そして日本デビュー25年の歳月が流れた今年、還暦を迎えたこともあり、チェウニさんは節目の年のメインイベントとして今回ディナーショーのステージに立とうとしている。
今回のディナーショーは、チェウニさんが相談を持ちかけたところ、李美子さんから「これまで25年間よく頑張ったね、還暦のお祝いのプレゼントとして協力するね」と励ましの言葉があった。母から娘へのクリスマスプレゼントとして初共演のディナーショーが開催する運びとなった。
ちょうど、韓日国交正常化60周年の節目と自身の還暦が重なったチェウニさん。アニバーサリーイヤーを迎える来年には、1月10日から公開される「劇映画 孤独のグルメ」(主演:松重豊)に出演予定。
歌手だけではない、チェウニさんのマルチな活躍に、今後も期待がかかる。
今年10月、都内のイベントでデビュー曲「トーキョー・トワイライト」を歌うチェウニさん