韓国の現代自動車グループは15日、張在勲・現代自動車社長が副会長に就任し、ホセ・ムニョスグローバル最高執行責任者(COO)を最高経営責任者(CEO)とする人事を発表した。CEOに外国人が就任するのは、創業以来初となる。
張氏は2020年12月に社長就任後、4年で副会長に昇進することになり、22年に事実上廃止された現代自動車グループの副会長体制が復活した。
ムニョス氏はスペイン出身。19年に現代自動車の米州担当社長として入社。北米地域本部長兼COOを務めてきた。
現代自動車グループは、対外協力や国内外の政策動向分析、広報・PRなどを担当するシンクタンクのトップに米国の駐インドネシア大使兼北韓担当特別代表なども務めたソン・キム諮問役を任命する予定。
また現代自動車の子会社、起亜の国内生産担当兼最高安全保健責任者(CSO)の崔峻栄副社長と現代自動車グループの物流会社、現代グロービスの李圭馥副社長をそれぞれ社長に昇進させた。