光州市、権寧海元安企部長を告発

「5・18聖域化」に狂奔
日付: 2024年11月12日 11時22分

 「光州5・18事態」に対する個人の発言と言論報道を検閲し、池萬元博士や全斗煥元大統領など数多くの人々を告発、抑圧してきた「5・18記念財団」と光州市(姜琪正市長)が10月31日、また権寧海元安企部長と権部長の証言を記事化したスカイデイリー紙の許ギョム記者(特別取材部長)を虚偽事実流布で光州警察庁に告発した。
「5・18」に対する真相を追跡、連載中のスカイデイリー紙は、「権寧海、5・18に北の介入を安企部が確認」(6月20日付)というタイトルで、権元安企部長が「安企部長在職中、北韓の光州事態介入を、秘密工作を通じて私が直接確認した」「前職情報機関長が確認発言したのは初めて」と報道した。北側が5・18で死亡した北韓特殊軍約400人の墓域を造成し追悼していることを安企部が確認した事実があると話した。
「5・18記念財団」側は、スカイデイリーの記事は深層取材の形を取っているが、現在収監中の池萬元氏の主張を繰り返すに過ぎないと強弁、「5・18北韓軍投入説」を反論する証拠として、「5・18に北韓特殊軍が介入しなかった」と結論を下した5・18真相究明調査委員会の報告書を提示するだけだ。
同じ内容のプラカードを光州市内に掲示した閔庚旭「家ごと公明選挙党」代表と高永宙「自由民主党」代表をそれぞれ8月27日、9月10日に同じ疑いで告発した「5・18記念財団」は、「彼らが5・18民主化運動を貶すだけでなく、積極的に歪曲することを源泉的に遮断する根本対策が緊急だ」と主張した。
しかし、5・18財団と光州市はスカイデイリーが連載中の5・18の真相に関する数多くの証言と証拠については具体的には全く反論していない。
北韓軍の5・18加担に対しては、金京梓元韓国自由総連盟会長の決定的証言もある。金京梓元会長は金大中大統領の密使として1999年12月平壌を訪問したとき、北側の案内で愛国烈士陵を訪問したとき、5・18に加担した北韓軍の仮墓を目撃した事実を証言した。
一方、CIAの事前検閲を受け「CIAと大韓民国」との自叙伝を出した元CIA職員のマイケル・イ氏は、5・18に北側の介入を詳細に記述している。光州市はCIAも虚偽事実の流布で告発するのか。


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