「60・9%」。
昨年10月のSGMA(新韓グローバル経営研究会)から約1年で、新韓金融持株会社の株価は急激に上昇した。3万ウォン台で横ばいだった株価が5万ウォン台にまで上昇したのは、外国人投資家に後押しされた部分が大きい。
新韓金融の晋玉童・会長は17日、仁川で開かれたSGMAで「今年7月に『企業価値バリューアップ(Value―up)計画』を発表し、株主の価値を増大するとの目標に突き進んでいる。日本の成功事例を参考に、相対的に低評価を受けている新韓金融の価値を上げるべく努める」と明らかにした。
晋会長はこの日、新韓金融の「企業価値バリューアップ計画」について、具体的な目標とロードマップを公開した。2027年までに企業の基礎体力となるROE(自己資本利益率)を今より10%以上向上させ、現在36~37%の株主還元率を50%に引き上げ、自己株式を取得・消却して現在より5000万株削減するというものだ。
こうした実行プランについて新韓金融は、「理事会で計画を策定↓実施及び確認↓計画のアップデート↓理事会における議論及び決議」という流れでプロセスを透明化し進める方針だ。
「三つの目標をすべて達成することは非常に難しい」と語る晋会長は「これまで、約束を履行すべく絶え間なく努力し戦ってきた。今後も引き続き、忍耐強く戦えば必ず勝つという覚悟をもって臨む」と述べ、企業説明会(IR)を締めくくった。
また、新韓金融の在日同胞株主による会合「SGMA」には、日本から訪韓した同胞の株主と新韓金融の役職員らおよそ200人が参加した。
(ソウル=李民晧)
「2024SGMA」でIRを行う晋玉童・会長