「第3回元心昌義士の日記念式および市民ウォーキング大会」が12日、元心昌義士(1906年12月1日~71年7月4日)の故郷である京畿道平沢市で開かれた。
「元心昌記念館」がある地域内のペンソンスポーツ公園で行われた本記念式典には、海軍第2艦隊司令部軍楽隊のファンファーレが鳴り響く中、地域の有力者や市民、遺族らおよそ200人が参加した。
会場では「万歳パフォーマンス」が行われ、当時13歳で3・1独立万歳運動に参加した元義士を追悼するイベントが開催された。イベントの参加者は、万歳運動時に人々が着用していた白の民族衣装に身を包み、100年前の独立運動を体験した。
続いて行われたウォーキング大会では、元義士の独立精神と統一運動の精神に想いをはせ、同義士が歩んだ愛国の道を振り返りつつ、元心昌記念館から平沢の芙蓉山までの道程を歩いた。
これに先立ち、4日には学術セミナー「平沢、上海、東京で活動した元心昌義士」も開催された。
セミナーでは、平沢で元義士が行った3・1万歳運動や、六三亭義挙をはじめとする上海での抗日運動、解放後に日本で民団を創立し統一運動を展開したことなどについて研究者らが発表と討論を行った。
(平沢=李民晧)
元心昌の日記念式典
元心昌学術セミナー