在日学徒義勇軍の韓国戦争(6・25戦争)参戦74周年記念式典が9月26日、仁川市南区寿峰公園内の在日参戦記念碑前で開かれた。「長津湖の戦いと在日学徒義勇軍」をサブテーマに掲げたこの日の式典に、国内外から在日の参戦者と遺族、姜貞愛・国家報勲部長官と李相徳・在外同胞庁長、米8軍韓国軍支援団の兵士、市民らが参加した。
尹錫悦大統領は、姜長官が代読した挨拶で「74年前、自由大韓民国を救うためにすべてを捧げた護国英霊の冥福を祈る。命をかけて戦った在日学徒義勇軍の愛国心に深い敬意を表すると共に、その遺志を受け継ぎ、祖国の平和と繁栄のためにまい進していく」と述べた。
李相徳・在外同胞庁長は「祖国を救うべく自主的に海を渡った642人の在日学徒義勇軍による活躍は、世界史的に見て在米イスラエル人が参戦した中東戦争当時より17年も早い在外国民による参戦だった」と強調した。
在日学徒義勇軍は、韓国戦争の勃発時に通っていた大学や職場を辞め、北韓軍によって南侵された大韓民国を守ろうと海を渡った。米軍と共に仁川上陸作戦に参加したほか、元山上陸作戦と長津湖の戦い、白馬高地の戦いなどで大きな功績を残した。642人のうち135人が戦争中に命を落とした。
(ソウル=李民晧)
9月26日、仁川市で開かれた在日学徒義勇軍の韓国戦争参戦74周年記念式典