反日扇動する従北左派の矛盾

高永チョル 韓半島モニタリング
日付: 2024年09月25日 12時14分

 20年前にチェコから脱北亡命した北韓の高官、金泰山氏のSNS投稿が説得力に富み、インパクトを与えている。金氏は北韓の軽工業省の官僚で、北韓―チェコ靴会社の社長として在職中に韓国行きを決心した。彼は東欧など海外の北韓大使館外交官としても勤務した。国際感覚豊かな北韓のエリート官僚出身者の文章は客観的に韓国社会の矛盾を鋭く分析し、韓国が進むべき道と将来のビジョンを提示している。金氏の貴重な投稿を共有したい。
《国を滅ぼす従北左派の不思議な愛国》↓最近になって韓国には、日本が35年間強奪したとして、復讐すべきだと騒ぐ不思議な愛国者が少なくない。こうした人たちは今すぐ韓国を脅かす北韓・中国の共産勢力を牽制するよりも、114年前の韓日併合に対する復讐をしようと大騒ぎしている。
不思議なことに、私が住んでいた北韓で聞いた宣伝教養そのままだ。そんな人たちは私を親日分子だと言うだろうが、率直に言って、その当時、中国の属国だった朝鮮を解放したのが日本であることを否定する者がいれば出て来い。もちろん、日本も韓半島を大陸侵略の足場として利用しようという思惑があったことを私も否定しない。
しかし当時、日清露の間で国を生かす力が全くなかった朝鮮王朝は、略奪だけをしていく清国より日本との合邦が生き残る道であることを認め、韓日合邦を結んだのではないか。鍬と鉄の手を持った農民暴動一つも防ぐ力がなく、外国の軍隊を引き入れた朝鮮王朝が大国の間で生きる道は、ただ日本と手を握るだけだった。
繰り返すが当時、清の奴隷になるよりも、日本と手を組んだのはよくやったことだ。いや、もしかしたら日本と合邦をしたことは、無知だったこの国と民族を生かすために天が開けてくれた道かもしれない。
イスラエル民族を救うために、ヨセフとモーゼを危険から助け、成長するまで他の民族の手に委ねた聖書の話のように朝鮮という国をしばらく日本に任せ、力と能力を育ててくれたのも天の志ではなかっただろうか。日本に侵略された他の国々は皆、日本と親しくしているが、韓国人だけが恥知らずに反日する理由は何か。10年間戦争を経験したベトナムが自国民を数え切れないほど殺した米国・韓国と親しく過ごすのを見ても恥ずかしい思いがないだろうか?
正直、北韓もこのようにはしていない。政治的には日本に反対するふりをするが、幹部も人民も日本を嫌がらず、みんな日本の商品マニアだ。私も韓国に来る時に日本製のセイコーの腕時計をつけてくるほどで、家のテレビ、保温水筒、自動車も日本製だった。韓国は6・25戦争の時も日本の世話になり、産業建設の時期にも日本の資金と技術がなかったら韓国の今日が可能だっただろうか。
私は、日本の助けでお金を稼いで威勢よく暮らす韓国人たちが日本を憎むのを見て恩知らずの民族だと堂々と悪口を言う。今、韓国で上手く伸びる大手製造業と流通企業、さらには保険会社と銀行まで日本人のものではなかったものがいくつあったのか? また、世界的な鋼鉄工業、自動車工業、半導体と重化学工業が日本の助けなしに韓国一人の力で成長したのだろうか。おそらく北韓が日本と手を組んだとすれば、今はアメリカとも堂々と経済を競うだろう。
野心家の金正日は、韓国が日本と親しく、北韓よりも豊かに暮らす姿に嫉妬心を感じ、何としてでも韓国と日本を離間させようとスパイと従北左派に反日闘争を絶えず下達した。それで全教組のような親北・反日団体を作り、学生たちには反日教育と北韓称賛教育をさせ、国民を相手に日本軍慰安婦と韓国人強制徴用反対運動も行った。朝中露の共産勢力が韓国を侵略した際にも、日本がアメリカとともに韓国を助けてくれたことや、韓国戦争後の韓国の経済建設を百方に助けたことはなぜ隠すのか。日本を敵に回すとしたら、中朝共産勢力から国を守る力もない韓国人が、一体何を信じて反日を叫ぶのか?
世界の植民地の歴史に日本のように相手国を助けた国があれば挙げてみなさい。北韓の指令を受けた者たちの無知な反日愛国心のために国民が分裂し、大韓民国が崩壊しているのに、政府とマスコミはなぜ沈黙するのか。残念極まりなく怒りをぶちまけるのです。


閉じる