韓日親善協会中央会は11日、ソウルで第1回韓日未来世代フォーラムを開催した。両国の大学生や大学院生約20人が参加し、両国関係の未来と若者の役割について意見交換した。
韓国人参加者の一人は「韓日の青年は雇用不安、経済的困窮など現実的問題で困難に陥っている。未来を話し合う過程で、歴史問題、領土問題についても気楽に話し合える関係になるだろう」と述べた。日本人参加者は「両国の外交の方向性が変わっても若者世代の交流が途切れないよう、既成世代の認識改善が必要だ」と指摘した。
参加者は政治的状況とは別に若者世代の交流を拡大し、これに対する既成世代の支援・理解が必要だとした。
これまで両国関係で相対的に注目されてこなかった若者の雇用や気候変動、宇宙開発などの分野で協力の拡大を願う声もあった。
同会は毎年、韓日関係の専門家によるセミナーを開催してきたが、今年初めて両国の若者が直接討論する場を持ち、さまざまな意見や有用な提言が聞かれた。