新韓銀行(丁相赫頭取)は、東京きらぼしフィナンシャルグループに対し、デジタル金融のノウハウに関するコンサルティングを行う。昨年、両社はパートナーシップ業務提携を締結するなど、デジタル、ITなどの分野で協力事業を進めてきた。
両社は最近、コンサルティングに関する契約を締結し、新韓銀行が持つデジタル基盤のリテール金融技法と実行策についてコンサルティングが行われる予定だ。
新韓銀行には日本に加え、東南アジア各国の金融系企業からもデジタル金融に関する業務提携の提案が相次いでいるという。
新韓銀行の担当者は「今回の契約は、グローバル市場で新韓銀行のデジタル競争力が認められたことに意味を持つ。今後はコンサルティング事業を拡大し、世界各国の金融系企業とネットワークを強化してグローバル市場での位置づけを底上げしていきたい」と述べた。
新韓銀行は、韓国大手銀行の中でもデジタル・トランスフォーメーション(DX)に強みがある。モバイルバンキングの割合が7割に迫る韓国。金融韓流が、対面をメインとする日本の金融市場に変化の風を巻き起こすことができるのか。今後の動向が注目される。
(ソウル=李民晧)
新韓銀行本店(ソウル市中区)