秋夕連休が終わり18日から文多恵、金正淑、文在寅家族の検察召喚調査が予定されている。現在、世論の関心が集まる問題がまず二つある。
特別な収入がなく、青瓦台の親に居候した文多恵が、文大統領が退任直後、済州島別荘を購入した経緯と、その資金、金正淑夫人が現金5000万ウォンを風呂敷で包んで友人を通じて娘の文多恵に数回も無通帳送金させた奇妙な事件だ。金正淑女史が娘に提供した現金の出所がどこか、もしかして大統領の特活費だったのか、賄賂だったのかが疑われている。
この状況で、問題の別荘が最初から宋基寅神父の財産でなかった情況が浮上している。宋神父は、盧武鉉政権の長官級の「真実和解のための過去事整理委員会」委員長として財産を公開した時、申告した財産が自分のものでないと明言、土地を釜山教区の所有と併記したが済州別荘は所有関係が明記されていない。
宋神父が済州の土地(1993年別荘建築)を購入した88年、文在寅弁護士(当時)は宋神父が購入した土地と10キロメートル離れた北済州郡翰京面に土地340坪を3人で共同購入した事実が分かった。宋神父の別荘は最初から文在寅の借名財産だった疑惑が浮かんだのだ。つまり、文多恵の別荘購入は、宋神父が死亡すれば釜山教区に帰属する借名財産を回収した疑惑だ。これは、宋神父の別荘を、文多恵が居住し修理までした事実があり、文在寅一家が自らの別荘のように使用した。今年7月まで毎年使用した。
今週の20日、李在明の選挙法違反事件の求刑が予定されたが、来月の16日、基礎団体長4カ所とソウル市教育監再補選が行われる。第22代国会で初めての院内の第1・2・3党の指導部の下で行われる選挙で、各党の激しい競争が予想される。特に李在明党と曺国党の全羅道取りの争奪の構図が目立っている。