パチンコチェーンを運営するダイナムは、能登半島地震で被災した石川県への復興支援として、県内で製造された菓子144万5300円(1万1421人)分を全国40都道府県の子ども食堂152施設へ寄贈する。
寄贈する商品は、いわずみ製造の「能登のいも」と、オハラ製造の「能登の塩キャラメルプリン」。
石川県産品の消費、売り上げの拡大を支援するとともに、全国の子ども食堂への寄付を通じ、震災を風化させることなく、被災地支援の機運を高めることを狙う。9月末までに同社従業員が各施設を訪問して配布する。
同社経営企画部地域共生担当は「現地ボランティアを通じて感じた課題や、地元の生の声を聴くなかで企画した」としている。
石川県では年初の地震によって能登だけでなく、金沢以南の各市町でも飲食や観光に携わる事業者、県産品を製造販売する事業者の売り上げが大幅に減少するなど、深刻な影響を受けている。
同社は能登半島地震発生直後の1月に緊急支援として2000万円を寄付。4月には遊技客の協力による玉、メダル相当額2240万3453円を寄付するなど、累計で4534万8753円を支援している。
全国40都道府県の子ども食堂に石川県産菓子を寄贈