「民団生活相談センター」(金昭夫所長)の本国セミナーが15日から4日間、ソウル市内で行われた。今回のセミナーには、日本の16県から30人の専門相談員が参加した。生活相談センターは、法務、行政、税務、相続など生活上の悩みを抱えている同胞をサポートしており、毎回好評を博している。
金昭夫所長は「コロナ禍の影響でセミナーの開催が滞っていたが、昨年に続き今年も開催できることをうれしく思う。このセミナーが有意義なものとなり、在日の皆さんの暮らしに役立てるよう尽力してほしい」と述べた。センター創立の立役者でもある金所長は、9回連続で本国セミナーを主宰してきた。
金利中民団中央団長は「民団に限らず、朝総連系や日本国籍取得者も民団で解決しなければならないことがあり、その解を示してくれるのが生活相談センターだ。在日同胞社会にとって非常に貴重な存在である」と評価した。
参加者らはソウル滞在中、法律救助公団、在外同胞サービスセンター、統一教育院などを視察した。
(ソウル=李民晧)
15日、ソウル鍾路区で開かれた民団生活相談センター本国セミナーの晩餐会