先月26日、江原特別自治道の東海港を出港したイースタンドリーム号が鳥取県の境港に入港した。定期フェリーが5年ぶりに再開されることになり、試験運航が行われた。関係者40人が乗船し、「おかえりなさいイースタンドリーム号」と書かれた垂れ幕やくす玉が割られ、鳥取県関係者による盛大な歓迎を受けた。
イースタンドリーム号の定員は530人で、車両250台が積載できる。5年前に運航していた会社が廃業したことにより、ドゥウォン商船(本社:ソウル市)が後を継いで、運航を再開。ドゥウォン商船の李錫基社長は、鳥取県の平井伸治知事らの歓待を受け、「韓日の新しい交流時代の幕開けに、旅行だけでなくスポーツなどの交流もしていきたい」と所感を伝えた。
平井知事は「韓国は距離的に近く、米子空港からの空の道に加え、海の道が結ばれることは意義深い。県をあげて支援していく」と述べた。
民団鳥取本部はフェリーの再開を歓迎。「近々、役員会で活用の仕方を討議する予定」とし、同米子支部も「再開を歓迎している。今後、活用についていろいろと討議されるはず」と話している。また、米子市に事務所を置く鳥取県西部地区日韓親善協会は「空の便は順調ということだが、海の便も今後、いろいろと検討していきたい」としている。(大阪=韓登)
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同日に江原特別自治道の鄭日燮・グローバル本部長らと鳥取県の亀井一賀副知事らによる面談が行われたほか、27日には池上祥子統轄監との会談も行われた。
統轄監室で行われた面談の様子(鳥取県提供)