1988年に開かれたソウルオリンピック時に建てられた在日韓国人顕彰碑の破損問題で、ソウルオリンピック記念国民体育振興公団(KSPO)は、今月末までに修理が完了する見込みであることを明らかにした。
公団の記念事業本部関係者は先月30日、「施工会社と協議を行い、寄付者名簿塔の修理を進めることになった。塔の原石である烏石(黒い変成岩)が入手でき次第、原状回復作業を行う」と述べた。公団はまた、今年9月に開催予定のソウルオリンピック36周年記念イベントに、在日同胞の寄付者の遺族らを招待することも検討している。
5月22日付本紙が本件について報じた後に、金利中・民団中央本部団長がオリンピックパークテルを訪問。公館関係者からも「ソウルで行われる在日同胞オリニジャンボリー(8月4日)の前にも顕彰碑を修復する」との回答を得た。
(ソウル=李民晧)
補修作業が進行中であることを知らせる看板