第1四半期 新韓金融が純利益1位に

晋玉童会長の「正道経営」が結実
日付: 2024年05月01日 12時16分

 新韓金融持株会社は今年の第1四半期、1兆3215億ウォンの純利益を上げ、KB金融持株会社(1兆491億ウォン)を約3000億ウォン上回る形で金融業界の首位となった。新韓金融が第1四半期の業績でKB金融を上回ったのは、2020年以来4年ぶりだ。
KB金融の純利益が減少したのは、香港H指数ELS(株価連動証券)の投資家に対する損失補償金を支出した影響が大きかった。KB金融は今年の第1四半期に関連費用として8620億ウォンを引当金として使用し、新韓金融(2740億ウォン)より3倍以上多かった。
金融業界では、晋玉童会長の下、新韓金融の「持続可能な成長」と「正道経営」の推進が結実したと評価されている。晋会長は就任以来、外的な成長よりも健全性と内部統制の強化、リスクヘッジなどに重点を置いてきた。
第1四半期の新韓金融は、銀行・ノンバンク部門で堅実な成長を見せた。
新韓銀行は第1四半期に9286億ウォンの純利益を計上し、銀行系1位の実績を上げた。新韓カードは1851億ウォンの純利益を上げ、前年同期比でも業績が改善。新韓生命も前年同期比の純利益が15・2%増加した。
海外部門も好調だ。第1四半期における新韓金融のグローバル当期純利益は2150億ウォンで、前年同期比35・4%増加した。グループ損益でグローバル部門が占める割合は16・3%で、昨年同期比11・4%増加した。
(ソウル=李民晧)

ソウル市中区太平路にある新韓金融グループ本社社屋


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