民団の2024年の定期地方委員会・定期中央大会が23、24の両日、22地方本部で開催され、12地方本部の3機関長が選出された。このうち大阪本部は、団長に金明弘、議長に韓行伸、監察委員長に車一平の3氏を選任。神奈川本部は、団長に李富鉄、議長に崔喜燮、監察委員長に白海秦の3氏が選ばれた。
民団大阪本部第59回定期大会が23日、同本部で開かれ、任期満了に伴う新3機関長選出の選挙が行われた。
団長候補は金明弘(吹田支部顧問)、李元徹(本部団長)の両氏、議長候補は韓行伸氏(本部副議長)単独、監察委員長候補は車一平(本部監察委員)、朴清(八尾支部常任顧問)の両氏が立った。
3機関長の挨拶があり、金利中中央本部団長は「新3機関長には対話を大切にすることを期待する」などと激励した。呉龍浩常任顧問は「候補者の所信を十分に吟味して投票してほしい」と述べ、また議長報告では、先に行われた第71回定期地方委員会において、地方委員145名中96名が出席して諸議案をいずれも満場一致で承認、採択した旨の報告があった。
3機関長の辞任挨拶があり、立候補者の所信表明に移った。冒頭、鄭鉉権選挙管理委員長による立候補に至る経過報告があった。
金明弘候補は「民団は生活者団体として、在日同胞がこの国で安心して生活ができるようにし、次世代の若者や女性が韓国の文化を共有し、オリニ文化教室や韓日交流の拡大に参加し、地方参政権を求めていかなければならない」などと述べた。
李元徹候補は「選管から立候補しないようになどと勧告されたりもしたが、再選を期するのは、団員が集う楽しい民団にしていくためだ。楽しい行事をいろいろと行って、一致団結し、また人材を育成し、財政を強固にして、次世代に継承していく」などと述べた。
終了後、投票に移り、金明弘候補が地方委員・代議員169票、選挙人25票の合わせて194票を獲得、李元徹候補の114票、28票の合わせて142票を52票上回り、当選した。
議長は無投票で韓行伸候補が当選、監察委員長選挙では、車一平候補が187票(地方委員・代議員168票、選挙人22票)を獲得、134票(102票、32票)の朴清候補を破って当選した。
新3機関長に花束が贈呈され、金明弘新団長は「公約を一つひとつ確実に実行していく」などと挨拶した。
(大阪=韓登)