民団大阪本部三機関長選挙立候補者の所信表明演説会が16日、同本部であり、300余人が参加した。団長候補者は金明弘(吹田支部顧問)と李元徹(本部団長)、議長候補者は韓行伸(本部副議長)、監察委員長候補者は車一平(本部監察委員)、朴清(八尾支部常任顧問)の以上5氏。
冒頭、鄭鉉権選挙管理委員長が「透明性の高いガラス張りの運営を心がけ、学び続ける民団であることを期待する。そして、民団の顔にふさわしい人を選んでほしい」と述べた。
金明弘候補は自身の苦難の半生を振り返りつつ「民団は国籍ではなく、ルーツを同じくする多様な者が大同団結して、権益擁護のために闘う組織にならなければならない」「支部の苦しみは本部の苦しみ」などと強調した。
李元徹候補は再選を期す経緯を説明しつつ「団員が集う楽しい組織作りに尽力してきた。そのような民団にしていくために、さらに強力に努力していきたい」「支部あっての本部だ」などと力説した。
議長候補者は単独で、車一平候補は「開かれた民団大阪の実現に尽力」、朴清候補は「団結するためのコミュニケーションをとっていく」などと訴えた。
なお、三機関長選挙は、23日の第59回定期地方大会で行われる。(大阪=韓登)