指揮者のいない演奏会

在日2世の金昌国氏が創立
日付: 2024年03月19日 12時41分

 17日、都内の会場でアンサンブルofトウキョウ(青山聖樹代表)の第150回定期演奏会(主催:オフィスジュピター)が開催され、会場に詰めかけた500人超の聴衆を魅了した。
アンサンブルofトウキョウは、在日2世の故金昌国氏が1986年に創設したクラシックの室内楽演奏団。西洋のクラシックの交響楽では欠かせない指揮者が不在で、それぞれの演奏者が息を合わせて調和(アンサンブル)を創り出していく点を特徴とする。
開演前のプレトークで青山代表は、今回の定期演奏会のプログラムの一つであるアントニオ・サリエリの「フルートとオーボエのための協奏曲・ハ長調」を、88年のソウルオリンピック開催を記念した演奏会で披露した思い出を語った。
今秋には、韓国のソウルアートセンターに招聘され公演を行う計画もあるという。

オーボエを演奏する青山聖樹代表(写真右)。一昨年亡くなった金昌国氏の子息に当たる(アンサンブルofトウキョウ提供)


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