第19回大阪アジアン映画祭が3月1~10日、大阪で開催。オープニング作品は香港映画の『盗月者』で、クロージング作品はアメリカ映画の『東京カウボーイ』。韓国作品は『ジョンオク』と『同行』など上映。
『ジョンオク』は海外初上映。更年期で夫との外出も気乗りがしないジョンオクが主人公。もう使わない生理用ナプキンをオンラインで売ってみると、受け渡しの場に現れたのは異世代の女性。生理を切り口に、世代の異なる女性2人の交流を鮮やかに描く。
『同行』も海外初。疎遠だった父親が亡くなったと聞き、地元へ帰るスヨンは、携帯をタクシーに忘れてしまう。通りすがりの路上ミュージシャンの男性サンスが携帯を貸してくれ、その後も彼はスヨンの後を保護者のようについてくる。
今年は24の国と地域(米国、英国、インドネシア、豪洲、オランダ、カタール、韓国、カンボジア、ジョージア、シンガポール、スイス、スペイン、タイ、台湾、中国、ドイツ、バングラデシュ、フィリピン、フランス、ポルトガル、香港、マレーシア、モンゴル、日本)から63作品が参加。うち世界初上映14作・海外初上映11作で、グランプリが選定される。(大阪=韓登)
映画『ジョンオク』の一幕