新宿韓国商人連合会は1月26日、新宿区内で新大久保駅転落事故追悼式典を開催した=写真。遺族のほか、留学生、新宿区・大使館関係者など130人が参列し、故人の23周忌をしめやかに執り行った。
韓国人留学生の李秀賢さんとカメラマンの関根史郎さんは2001年1月26日、新大久保駅のホームから転落した人を救おうとして、電車にはねられ亡くなった。
式典では在日韓国留学生連合会の睦承源会長が「今回の追悼式は韓日関係が最も親密なときに開催できた。私たちは韓日の懸け橋となり、故人が望んだ平和で調和のとれた国際社会を実現する」と追悼の言葉を述べた。
李さんの母の辛潤賛さんは「両国が理解を深め合ってもう少し配慮すれば、息子と私たちの願いである韓日友好に向かってさらに進んでいけると思う」とあいさつした。
式典に先立って、事故現場である新大久保駅では、辛潤賛さんのほか、駐日大使館の尹徳敏特命大使らが黙とうをささげた。