在外投票登録者数が激減

4月の総選挙、前回比15%減少
日付: 2024年02月29日 12時42分

 今年4月10日に行われる「第22代国会議員総選挙(以下、総選挙)」に際し、在外投票に向けた有権者登録が10日に締め切られた中、登録者数が激減したことが明らかになった。
中央選挙管理委員会が集計した在外投票登録者数は合計15万701人だった。これは、コロナ禍に行われた第21回総選挙(17万7348人)と比べて15%も減少した格好だ。2016年の第20回総選挙時における登録者数15万9636人と比較しても5・6%減となった。在外投票申請者が最も多かった17年の第19代大統領選挙(30万197人)と比べると半分にまで落ち込んでいる。
国別では、米国が3万4490人で最も多く、次いで日本が2万5230人、中国が1万7152人の順となり、日米中3カ国の申請者数で全登録者の51%を占めた。
さらに、実際の投票数はこれより大幅に減少する見通しだ。過去の総選挙においても、在外投票登録者の投票率は40%台で推移しており、今後も在外投票率の低迷が続けば、「在外投票不要論」が浮上する可能性も否定できない。
一方、今回の在外投票に向けた在外選挙人名簿は21日から3月1日までの10日間で作成された後、閲覧及び異議申請期間を経て3月11日に確定する。

(ソウル=李民晧)

 


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