監察委員長立候補者 李根茁氏

内部で争っている場合でない
日付: 2024年02月20日 12時25分

 この3年間は組織運営上、大いに問題があった。私は10年間、中央に関わった経験を生かしたい。
宮城韓国青年会に入会し、1981年から83年まで会長を務めた。2007年から13年まで宮城団長だったが、在任中に東日本大震災に遭った。このとき全国の同胞から支援をいただいた。中央からも副団長2人のほか、職員も駆けつけてくれて、なんとか支援活動をすることができた。
中央組織の神髄を発揮した姿をみて、いつか恩返しをしたいと思うようになった
14年からは中央人権擁護委員会委員長として活動している。ヘイトスピーチへの対応のほか、地方参政権の付与など、一つになって国や自治体などに働きかけていく。
紛糾して3年以上が経ったが、投票日が迫っている。だれが当選しても一つにならなければいけない。民団内部で争っている場合ではない。戦う相手は外にいる。排外主義者らと戦わなければならない。これからは一つになって力を発揮する必要がある。
ヘイトスピーチだけでなく、包括的差別禁止のために働きかけることは民団にしかできない。差別に対して声を上げ続けなければならない。
次の執行部でも人権擁護委員会が立ち上がるだろう。そのときはぜひともバックアップしたい。戦わなければならない相手は、内部ではなく外部にいる。差別主義者、排外主義者と戦う後押しをしたい。

 仙台市立木町通小学校卒、東北学院中学校卒、同高校卒、東北学院大学卒。宮城韓国青年会会長のほか、民団宮城団長、民団中央人権擁護委員会委員長などを歴任。

李根茁氏


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