能登地震支援と民団の動き

現地訪問・募金呼びかけ
日付: 2024年01月16日 12時36分

 元日に発生した、最大震度7を観測した能登半島地震の被害を受け、民団中央本部では5日、呂健二団長を本部長とする「能登半島地震同胞被災者支援対策本部」を設置した。7日には同対策本部事務局の李相哲生活局副局長らが石川県入りした。
民団石川県地方本部の朴賢沢団長・郭炳訓副団長・孫美恵子生活部長らは10日、地震の被害にあった七尾市の同胞宅5軒を訪ね、支援金と物資を手渡した。また、新潟総領事館から事前に受けていた災害支援物資を七尾市の地震避難所に届けたという。
具体的な被害状況について駐新潟総領事館に問い合わせたところ(1月15日夕方時点)、在日同胞の死者・行方不明者などの情報はないと職員が明かしている。
一方で、家屋が完全に倒壊して避難所生活を余儀なくされているという韓国人からの報告を1件受けているという。地震直後の発表データで当初は100人以上とされていた行方不明者・安否未確認者の数は次第に減っていき、現時点で連絡が取れていない数十人の中には韓国人はいないという。
被災地支援の今後の動きとして、17日に対策本部から呂団長・婦人会中央の劉代永会長・李副局長らが七尾市を訪問する予定であるほか、民団石川団員らも20日に七尾市を訪れる計画があるという。
李副局長は「物資は現地で足りているようだが、道路状況によって運べないので、募金によって同胞を支援したい」としている。
【募金の振込口座】
(1)あすか信用組合恵比寿支店(普)75908 災害義捐金 団長 呂健二(サイガイギエンキン ダンチョウ ヨゴニ)
(2)あすか信用組合恵比寿支店(普)0064292 民団中央生活局 生活局長 徐元喆(ミンダンチュウオウセイカツキョク セイカツキョクチョウ ソウォンチョル)※いずれの口座への振り込みも可能。


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