新役員就任を承認

民団東京支団長OB会に30人
日付: 2023年12月12日 12時31分

 民団東京支団長OB会は11月28日、都内で定例会・総会を開き、約30人が旧交を温めた=写真。
夫昇培会長は「9月に開催を予定していたが、体調を崩して延期になってしまった。しかし今後も継続していきたい」とあいさつした。
コリア国際研究所所長の朴斗鎮氏が「北朝鮮の生活実態について」と題して基調講演を行った。「住民は困窮を極め、餓死者が続出している」として、独自に入手した生々しい実態について語った。
北韓経済は国連安保理制裁強化やコロナ禍による鎖国政策、旱魃・豪雨によってマイナス成長となり苦境が続いている。
金正恩政権の食糧政策失敗が餓死者を増大させている。北韓に親族を持つ在日朝鮮人商工人から得た情報として、「地方だけでなく、開城や平壌にまで拡大している」と断言した。
北韓政権にとって頭が痛い問題として、海外に派遣した十数万人の労働者の帰国問題があるという。韓流ドラマ、映画などのソフトの持ち込みによって、思想、感情、生活様式に影響を及ぼすとして、法的処罰を行うという。朴所長は「今後、外国人による観光も緩和するとの情報もあるが、帰国者対策がうまくいかなければ、再び鎖国状態にもどることもありうる」と警戒している。
総会では、夫会長の退任と、新役員就任が賛成多数で承認された。
新役員は以下の通り。
【顧問】夫昇培、裵成烈、金昭夫▽【相談役】鄭時東、朴昭男、張相徳▽【会長】梁東準▽【副会長】朴泰錫、宋洙一、康三煕(敬称略)


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