「未来世代のために」

記念シンポも同日開催
日付: 2023年12月05日 12時35分

 記念式典・祝賀会に先立ち、「未来世代のための韓国教育財団の新たな飛翔」と題した60周年記念シンポジウムが執り行われた。
基調講演(第1部)と研究報告(第2部)に続き、発表者が壇上に並びパネルセッションを行った(第3部)。
パネルセッションのテーマ(1)では、陳賢徳・宇都宮大学工学部客員教授、薩摩焼作製に425年15代にわたって取り組む沈壽官さん、徐順子・民団中央本部文教局長、朴慶洙・京都国際中学高等学校校長ら4人が、財団の取り組みに対する所感を述べた。
テーマ(2)では、松本麻人・名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授、もと碧夆奨学生だったセールスフォースジャパン社員の金璨さん、YouTuber韓国語講師のトリリンガルのトミさん、河光民・東京韓国教育院院長ら4人が、財団の運営するTOPIKなどについて提言した。
最後に、テーマ(3)として梁主席教育官が課題に対する見通しを述べた。人手が足りていない財団の現状については、寄付や不動産賃貸事業などで財政面を安定させる対策を講じていくとし、TOPIKの運営については、受験者との交流にとどまらない楽しさや満足感が得られるように、ブランド価値をいっそう高めていきたいと話した。


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