ワクチン接種「反対」の親が多数

成均館大のコロナ意識調査から
日付: 2023年11月07日 12時52分

 6日、成均館大学の辛周映教授の研究チームが発表した研究結果によると、韓国で5~11歳の子どもを持つ親の10人中8人は新型コロナウイルスワクチンの接種に否定的であることが判明した。
研究チームによると、昨年11・12月に5~11歳の子どもを持つ親3011人を対象に新型コロナワクチン接種に対する意識調査を実施した結果、82・5%(2483人)が子どもの接種について否定的な認識をしていることが分かった。
このうち、49・8%(1236人)の世帯では子どもの接種を全面的に拒否している。
47・3%(1174人)は状況を見守るとして接種をためらっている。2・9%(73人)は子どもに1回目の接種はさせたが、2回目の接種はさせていないと回答した。コロナが沈静化した影響もあるが、2回のワクチン接種を子どもに施したケースはほとんどない状況といえる。
ワクチン接種に否定的な2483人のうち68・1%(1691人)は女性、83・6%(2075人)は首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)以外の在住者だった。72・0%(1788人)は新型コロナ感染症と過去に診断されたことがあり、子どもが診断を受けたこともあると回答した人は76・3%(1895人)に上った。
一方で、子どもが3人以上、または親や子どもに基礎疾患がある場合には、ワクチン接種を拒否する意思が低いことも明らかになっている。


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