ガザ地区ジェノサイドを世界が糾弾

歴史に逆らう米・イスラエル
日付: 2023年11月07日 12時50分

 国際社会がイスラエル軍のガザ地区への残酷な攻撃をジェノサイドと強く非難している。イスラエル側は難民の避難回廊を開いていると主張したが、イスラエル軍は病院、学校、難民村を空襲し続けている。
国連総会の緊急特別会議は先月27日(現地時刻)、ヨルダンが提出したイスラエル軍とハマス間の人道主義的休戦決議案を表決した。結果はアラブ諸国とロシア、中国、フランスなど120カ国が賛成、米、イスラエルなど14カ国が反対、日、英など45カ国が棄権した。総会決議に法的拘束力はないが、米国とイスラエルの孤立は決定的だ。米国は指導力を失った。国連総会のキューバに対する経済封鎖解除決議案(2日、現地時間)も、反対は米国とイスラエルだけで、187カ国が賛成(ウクライナは棄権、ソマリア、ベネズエラ、モルドバの3カ国は表決に不参加)した。
イスラエルのパレスチナ人一掃に対する非難が沸騰する中、ガザ居住パレスチ人220万人をエジプトに追い出し、定着村の建設を提案したイスラエル政府の報告書の存在が報道された。英国がパレスチナ人をイラクのアンバル砂漠に移転させる構想を推進しているとも言われている。米・英は、未だ中東支配を夢想しているのだろうか。
イスラエル軍がガザ市を包囲したが、作戦は難航しているようだ。国際社会の非難を意識したブリンケン米国務長官は3日、イスラエル側にハマスの除去に「より小さな爆弾」を使用するよう促したという。こうした中、イスラエルの極右政党所属の文化遺産部長官が、ラジオとのインタビューで「ガザ地区に核攻撃を加えるのも一つのオプションだ」と言った。ガザには無辜の民間人はいないと主張、ガザ住民を助けることにも反対だと述べた。このとんでもない暴言がイスラエル政府内でも問題になるや、ネタニヤフ首相は彼を無期限停職させた。
中東戦争のためゼレンスキーは完全に捨てられた。当然だ。ロシアを制裁するEU側は経済が混乱に陥ったが、制裁を受けるロシアのGDPは3%成長した。


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