「戦争とプロパガンダ」本紙・洪論説主幹講演

日付: 2023年10月24日 12時37分

 統一日報読者の会と、自由と人権を守る日米韓協議会は19日、都内で講演会を共催。本紙の洪熒論説主幹=写真=が「戦争とプロパガンダ」と題して講演した。
今月7日から新たに始まったイスラエルとハマスによる第5次中東戦争を、どのように理解すべきかという点について語った。そもそも、戦争とは「相手を屈服させる」ための方法であり、物理的暴力ないし心理的恐怖によって相手を「洗脳」できれば勝利に至るものとする。
プロパガンダに基づく情報の意図的な読み替えなどの工作作業を経て届けられるメディアの報道に惑わされず、正確に状況を捉えるためには、誰もが戦争に対する自身の観点を持たなければならないと強調した。
洪熒論説主幹は軍事を専門とする立場から、イスラエルとハマスの双方で言い分が食い違っているガザの病院への攻撃について、爆発後の現場における写真を分析しながら、「CBU‐39(エアバスター爆弾)をイスラエル空軍機が投下した可能性が高い」との見解を示した。
発表のおわりに、洪論説主幹は「戦争は見えないところで行われている。軍隊は最後に物理的な方法に打って出るが、その前の時点の、洗脳による屈服が最も怖い」と語った。

 


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