韓国国体で優勝杯奪還誓う

11種目出場の在日選手団に期待
日付: 2023年10月17日 13時10分

 「今度こそ優勝カップを手にするだろう」
在日同胞選手団が第104回全国体育大会(=国体、10月13~19日)で優勝カップの奪還を狙っている。在日選手団は、「国体」の歴史をリードし韓国のスポーツ発展に貢献した立役者だ。
今大会で、優勝カップ(昨年の優勝は米国)の奪還を目指す。在日選手団は、サッカー、柔道、陸上、水泳、テコンドー、テニス、ボウリング、卓球、ゴルフ、剣道など計11種目に出場する。中でも特に強豪ぞろいの種目が柔道だ。女子柔道韓国代表の許ミミ、許ミオ姉妹をはじめ、2020年の東京五輪で銅メダルを獲得した男子柔道の安昌林らは、在日体育会が国体から輩出した世界トップレベルの選手だ。
12日、崔相英・在日体育会(在日本大韓体育会)会長は結団式で「大会に参加した海外18カ国のうち、日本が最も秀でている。この伝統を今後も受け継いでいけるよう全力を尽くしてほしい」と語った。
姜英之・引率団長は「母国で友情を築き、ぜひ良い思い出を作ってもらいたい。勇気を持って試合に臨んでほしい」と激励した。   
在日同胞は韓国戦争中の1953年から今年に至るまで、継続して大会に参加している。次世代母国研修の側面を持つ本大会は、韓国人であることの自覚や在日の誇り、母国との一体感を再確認する学びの場ともなっている。
一方、在日体育会は今年で創立70周年を迎えた。創立記念イベントは来年4月、東京で開催する予定だ。
(木浦=李民晧)

結団式での崔相英・在日体育会会長(中央)と姜英之引率団長(左)


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