入試制度の見直し案

28年から選択科目なくなる
日付: 2023年10月17日 12時56分

 韓国の教育部は10日、「2028学年度の大学入試制度の見直し案」を発表した。
現在中学校2年次に在籍する学生たちが大学修学能力試験(修能)を受験する28年度から、国語や数学、社会・科学探求などの分野で選択科目がなくなるという。
例えば、現在の数学では「確率と統計」「微分と積分」「幾何」の三つの選択科目があり、「社会・科学探求」分野でも物理Ⅰ・Ⅱなどの選択科目があるが、28学年度からは全てなくなり、共通科目に変わるという。
今回の試案は、18年に発表した22年度の大学入試制度の見直し以来、5年ぶりだ。文系・理系の壁をつき崩し、未来社会に適合した融合型人材を育てるための変更という。試験問題は、全ての高校生が共通して学ぶ科目から出題されるようになる。
一方で教育部では、数学の出題範囲が現在より減ることを考慮し、「微積分Ⅱ+幾何」を「深化数学」分野として新設する予定。
教育部は来月20日、国民向けの説明会を行い、国家教育委員会の意見収集も踏まえ、年内には見直し案を確定する方針だ。


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