「世界韓人の日」記念式典

尹大統領「国際ネットワーク強化へ」
日付: 2023年10月10日 12時48分

 「120年という移民の歴史は、大韓民国のパワーを高める上で大きな原動力となった。国際ネットワークを強化し、750万人にのぼる同胞の皆さんが共に力を結集しうるよう活動の場を広げていく」
尹錫悦大統領が5日、「第17回世界韓人の日記念式」で述べた祝辞の一部だ。尹大統領は参加者を激励し、一般財団法人「Bridge Asia Foundation」のペ・ヒョジュン(日本名=武本孝俊)理事長ら5人に国民勲章を授与した。
記念式と並んで開かれた世界韓人会長大会(10月3~6日)には、世界63カ国から350人の代表らが出席した。
大会の主催と主管を担った在外同胞庁は「在外同胞政策推進ロードマップ」を紹介。在外同胞サービスセンターの「ワンストップ民願サービス」について説明し、参加者との質疑応答を行った。
今大会では「産業視察プログラム」も新設された。韓人会長らはサムスンイノベーションミュージアムや現代モーターズ・スタジオ、起亜オートランドを訪問し、母国の発展ぶりを目の当たりにした。
李基哲・在外同胞庁長は「世界各国の韓人会長に会い、直接交流できることが何よりの醍醐味。本庁は750万人の在外同胞にとって有意義なサポートを提供できるよう最善を尽くす」とアピールした。
韓人会長らは大会最終日、8項目に及ぶ決議案を採択した。韓人会長らは「在外同胞庁を設立するという公約を実行した尹大統領を歓迎する」と表明。決議案としては「韓国を世界の枢軸へと発展させ、人類の繁栄に貢献していく」「在外同胞のアイデンティティー確立と自尊心の向上に向けて共に努力する」「公共外交を展開し韓国の発展を(居住国で)周知させる」などの項目を発表した。
(ソウル=李民晧)

5日、「世界韓人の日」記念式(写真提供=大統領室)


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