「大百済展」来月9日まで

1500年の歴史を世界へ
日付: 2023年09月26日 12時15分

 韓国・忠清南道公州市と扶余郡一帯では23日~来月9日まで、「(2023)大百済展」が17日間にわたって開催されている。
今年は、百済(4世紀ころ存立した王国)武寧王の逝去と聖王即位から1500年の記念の年で、「大百済、世界に通じる」とのテーマで大々的なイベントが開催される(百済の王などを再現した歴史絵巻のパレードほか)。開幕日には約30万人の来場者が訪れた。
また開幕式には尹錫悦大統領をはじめ、金泰欽忠清南道知事、崔源哲公州市長、朴政賢扶余郡守などが参加。日本からは相星孝一駐韓大使、川勝平太静岡県知事、山下真奈良県知事などが参加し、国内外から関係者が集まった。カンボジア、ミャンマーなど百済交流局の招待公演を皮切りに、百済の文化に関する様々なイベントが取り行われた。
尹大統領は開幕式の祝辞で、「大百済展が百済文化を広く世界に知らせる祭りに発展することを願って、心強く支持する」と表明した。また金泰欽知事は開会の辞を通じて、「百済人たちはダイナミックな歴史の大きな流れを作った。韓半島を越えて東アジアに海上貿易の土台を作り、海上王国の偉大な歴史を作り出した」と述べた。
扶余郡は、韓半島の中西部にあり百済の最後の都が置かれた。2015年7月にユネスコ世界遺産に登録された百済歴史遺跡地区は、考古学的価値のある遺跡として有名である。


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