高永チョル 韓半島モニタリング

詐欺弾劾を退けるため不正選挙の捜査必要
日付: 2023年09月20日 12時58分

 韓国の野党代表である李在明は前科4犯の被疑者にも関わらず、依然として野党代表の座にいる。これこそ常識外れである。李代表は先月末、木浦市で福島処理水放出に対する糾弾大会を開催した当日、一行と一緒に和食店で魚料理を食べた事実がばれた。表裏が全く違う誤魔化し行動に国民の大多数が情けないと、背を向けている。翌日からは検察の捜査を避けるため、居座り断食闘争を続けている。
李代表は新都市開発不正疑惑をはじめ、対北不正送金など様々な疑惑を抱えている。また、李代表の不正に関わった側近に対する捜査が始まると5人の側近が相次いで自殺し、疑惑が膨らんでいる。
一方で、朴槿惠大統領を詐欺弾劾した文在寅は大邸宅で67名の警護人に囲まれ贅沢三昧の生活を享受している。文在寅の最大の過ちは原子力発電を稼働停止したことだ。それで、黒字だった韓国電力は膨大な赤字を抱えることになり、電気料金の高騰で国民生活は困窮に陥った。脱原発がもたらした韓国経済の損害総額は1千兆ウォンを上回ると、専門家は指摘している。
安全保障と経済を徹底的に壊した安保音痴、経済音痴のデタラメ政権に対する国民の怨みは消えていない。後継の政権が前政権を庇ったとしても、不正を見逃さない国民の正義と粘り強い反骨精神は絶対に不義を許さない。
執権与党が国民の粘り強い世論を受け入れなければ政権が成り立たないからだ。ちなみに、韓国歴代大統領の末路はほとんどが悲惨な結果に終わっている。盧泰愚大統領は、自分を大統領にしてくれた全斗煥大統領を百潭寺に軟禁させた。金泳三大統領は、3党合同を通じて大統領にしてくれた盧泰愚大統領を刑務所に送った。金大中大統領は同じ党であり、民主化の同志である金泳三大統領の息子を刑務所に送った。
盧武鉉大統領は、同じ党の前任大統領だった金大中大統領の3人の息子を刑務所に送った。盧武鉉大統領は李明博大統領が自分の不正を調べるや、岩から身を投げて自殺した。朴槿惠大統領は李明博大統領に手を触れなかったから、彼の子分62人によって文在寅に詐欺弾劾された。従って、尹錫悦大統領が李在明代表と文在寅に手を触れないと詐欺弾劾される恐れがある。
刑務所入口と霊園の石碑に刻まれた名言通り、「昨日は俺の番! 明日はお前の番!」になる日が近づいている。どの国であれ、右派与党と左派野党が共存しており、保守右派とリベラル左派が互いに牽制と均衡を維持してこそ、一国の政治発展が期待できる。
しかし、韓国は南北が対峙する休戦状態にあるため、強力な保守右派政党が必要不可欠だ。国家安保には右派、左派がないからだ。
韓国は世界10位圏の先進国に成長したが、3代にわたる左派政権を経る間、従北左派スパイ勢力によって大きな危険にさらされている。昨年の大統領選挙で米軍撤退を主張した李在明代表に投票した1614万人に米軍撤収賛否を尋ねたところ、93・9%が米軍撤収は絶対反対だと答えた。昨年の大統領選挙が不正選挙だった証である。ちなみに、2020年4月15日の総選挙は総体的な不正選挙だった。
総選挙の結果は当日投票が与野党1対1の水準だったが、事前投票(期日前投票)では左派と右派の得票率に17・2対1の格差が生じた。さらに、首都圏では執権左派候補の得票率が一律63%であり、保守右派の得票率は一律36%だった。統計学的にあり得ない結果であり、この数字が電子開票機の操作であることを証明している。また、文在寅政権は郵便による事前投票方式を利用して大量の偽造投票用紙をつくった証拠が発覚した。
従って、来年4月の総選挙で保守右派が過半数以上を獲得するためには、まず4・15不正選挙を徹底捜査すべきだ。加えて、事前投票廃止、電子開票廃止をしなければならない。そうでなければ、再び従北左派が国会を掌握することになり、尹大統領は第二の朴槿惠詐欺弾劾に遭う危険性がある。


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