韓国の大手書籍販売店「教保文庫」は１５日、日本人作家・村上春樹の新作『街とその不確かな壁』（原作は今年４月に日本で発刊）の韓国語版が９月第２週の総合ベストセラーランキングで１位を獲得したと伝えた。
同ランキングで小説がトップに立ったのは約１年ぶりという。韓国語版の発売日である６日から、わずか２週間足らずでの快挙となった。
オンライン大手書籍販売店「イエス２４」の総合ベストセラーランキングでも同作が３週連続で１位となった。発売前の予約注文だけでも２週間前からトップに立っていた。
出版社「文学トンネ」によると、今回の新刊は予約販売期間中に重刷が決定し、すでに３刷となっている。
韓国の出版関係者は、「出版前から大きな関心がもたれ、現在、全国書店からの注文が殺到している。現在までの製作部数では１３万部に達している」と説明した。