平沢市民によるボランティア団体「平沢市民会」（元裕哲会長）が、元心昌義士の叙勲引き上げを求める汎国民署名運動を展開している。７月末にソウル駅で行った出征式を皮切りに、８・１５光復節では江南駅で署名運動を行うなど積極的だ。
元裕哲会長は「今回の署名運動を機に、元心昌義士が日帝植民地期に独立運動を展開したことを知ってもらい、愛国心を鼓舞するきっかけとしたい。多くの国民が署名に参加することで、１０月にも国家報勲部の審査により叙勲が引き上げられるのではないか」と期待を込めて訴えた。元会長は与党「国民の力」の前身「未来韓国党」で党代表を務めた重鎮議員だ。
元心昌記念事業会の金基成会長は「平沢市議会による決議案採択と、民団団長を務めた元心昌義士のため、在日韓国人の方々も署名運動に参加し始めた。元義士の存在が広く認知されるよう最善を尽くす」と語った。
平沢市民会は、国家報勲部の叙勲審査が行われる１０月まで、全国で署名運動を展開する計画だ。署名はポスターのＱＲコードからアクセス可能で、日本からも参加できる。　　　　　　　　　　　　　　（ソウル＝李民晧）