韓国の尹錫悦大統領、日本の岸田文雄首相、米国のバイデン大統領は18日、米ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで会談し、北韓、中国の脅威に対して安全保障面での協力を強化することで合意した。共同声明で「韓日米パートナーシップの新時代の幕を開く」を宣言し、3カ国の安全保障協力を「新たな高みへ引き上げる」とした。ロシアのウクライナ侵略、中国による東シナ海、南シナ海での一方的な現状変更の試み、北韓の核・ミサイルの脅威など、韓日を取り巻く国際秩序が不安定化している。韓国では文在寅政権時代は北韓、中国との関係を重視してきたが、尹政権発足後、日本、米国との連携にシフトチェンジしている。共同声明では3カ国での連携を強化して、安全保障を確保するとともに、中国の現状変更の試みに反対し、台湾との平和的解決を促す。北韓については弾道ミサイル発射を非難するとともに、核・ミサイル計画の放棄を求めている。ウクライナについては、支援を提供すると同時にロシアに対して制裁を科すとしている。写真は大統領室提供。