第78周年光復節中央記念式典

東京で4年ぶり通常開催
日付: 2023年08月29日 12時55分

 第78周年光復節中央記念式典(民団中央本部主催、東京本部主管)が15日、東京都江戸川区で開催された。コロナ禍の影響で縮小開催が続いてきたが、2019年以来の通常規模での開催となり、約2000人が参加し盛会となった。
民団東京の李壽源団長が「光復節記念式典は、苦難の歴史を乗り越えてきた同胞の矜持を示す誇り高い行事であることを心に刻む」と開式辞を述べた。尹徳敏駐日大使は「韓日両国は安保と経済の協力パートナーとして未来志向で協力交流しながら、世界の平和と繁栄に共に寄与していける」と尹錫悦大統領の慶祝辞を代読した。
民団中央の呂健二団長は、今年が金大中大統領と小渕恵三首相による「21世紀に向けた新たな韓日パートナーシップ宣言」から25周年となることに触れ、「過去の歴史を克服し、未来志向の韓日関係構築のため、私たちも『パートナーシップ宣言』をより具現化し、両国の懸け橋としての役割を果たしていこう」とあいさつ。昨年、同団長あいさつの際に、民団東京の役員などが罵声をあげて会場から出ていく場面があったが、今年は粛々と厳かに進行した。
決議文を採択し、青年会東京本部の鄭昌晃会長による「ヘイトスピーチ根絶と共生社会実現に尽力しよう」「韓半島の非核化と平和統一に寄与しよう」のシュプレヒコールののち、民団東京の夫昇培常任顧問による万歳三唱を行い、第1部を閉会。続く第2部で芸能公演や豪華な景品が当たる抽選会が催された。
民団は都道府県ごとに同式典を開催。神奈川本部でも同日、横浜市内で約700人が参席し開かれた。式典で駐横浜総領事館の金玉彩総領事が慶祝辞を贈ったほか、各地方団長らが記念辞を述べた。終了後には京畿道舞踊団などが伝統芸能の公演を披露した。

4年ぶりの通常開催で盛り上がった光復節中央記念式典


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