「韓流」20年でオンライン講演会開く

日付: 2023年07月25日 13時03分

 23日、『韓流で読む韓国文化』の著者、崔貞児・オンライン世宗学堂/国際武道大学韓国語講師が「やさしい韓国語で聞く韓国文化『21世紀韓流』」という題でオンライン講演会を行った(韓国語教室ON主催)。
「韓流」前夜にあった国際情勢の変化(日本の大衆文化が韓国で開放されたのは1998年)、2000年代に「ソリパダ」という無料のmp3ソフトが登場したこと、02年のワールドカップ共催などを経て、国内とも中国とも違うファン層にたどり着いたのが「韓流」の日本での台頭であったと崔講師は分析する。
初期には中華圏でのコンサート中心だった活動が、『冬ソナ』ヒット以降は日本でも展開された。10年代に少女時代・カラが日本で活躍した同じ世代には、米国向けの活動をしたワンダーガールズのような動きもあった。同時期のBIGBANGはBTSにも影響を与えた。SNSやニューメディアを駆使してファンとの距離を成功裏に縮めているのが最近の動きという。
最後に、コロナ後回復していない韓国の映画館集客事情を踏まえ、今後の「韓流」の展望は不明だが、AIが変化のアクセントになるという見通しを示した。


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